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「一橋高等学校」なかなか良い校名である。
だが本校の発足までには、永年多くの学校が統併合して、いろいろと変遷があったので、校名も簡単には決定できなかった。
一つのサンプルとして「千代田高等学校」という案が出て、一応それに落ちついた。
ところが教育庁に申請したら、現在の日比谷高等学校も一度、千代田高等学校の名称を希望していたが、その名称は、いささか特殊すぎるという理由で(特権的という意味であるらしい)許可されなかったそうである。同様の理由で本校も却下されてしまった。
 初めに書いたように、いろいろの学校による統併合であるから、その一つの校名だけ用いたのでは、合併後の職員生徒の感情の上で、面白くない点が生じてはという配慮から、どうしても別の名称にしなければという悩みがあった。そこで考えられるのは、各校に共通したものを探すことにあった。これについては学校沿革史の項で述べておりますが、一応各校の歴史を説明しなければ理解しにくいので、簡単に列記してみると、

(1)神田家政女学校(前身、神田女子補習学校 --- 大正2年4月発足)
   発祥の地 : 現在の一ツ橋中学校の地

〈2)神田高等学枚(前身、蒲田工業学校 --- 昭和15年4月発足)
   昭和20年4月、戦災のため、戦後現在の一ツ橋中学校の校舎に移転

 以上学校の外に数校の学校が含まれているが、中心とも言うべき学校が二校とも一ツ橋の地とゆかりを持っているので、最終的に、「一橋高等学校」という名称に決定したのである。本校の現在地からみれば、いささか奇異に感じられるかもしれないが、決定までにはこのようないきさつがあったわけである。